【月のリズム 29 】分解、共生、きのこの力 2008/05/04
【月のリズム 29】
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コ┃マ┃ン┃タ┃レ┃ブ┃ー┃
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*∴★ --- 月のリズムで暮らす ナチュラル生活初めの一歩☆*∴★
2008/5/5(新月) 第29号(あたりまえの食卓 Vol.58)
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インデックス
1 暦の話 ・・・ 端午の節句菓子
2 食材ノオト ・・・ きのこの力
3 みんなのイベント案内
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暦・・・二十四節気:立夏(りっか)〔5月5日〜5月20日〕
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★暦の話★
「端午の節句菓子」
五月五日といえば柏餅と粽ですが、皆さんはどちらを召し上がりますか?
端午の節句は、中国から伝わった行事で、古くは蓬や菖蒲を摘んで、
家や門に飾り、病気や災厄を避ける厄除けの行事でした。
その時にお供物として粽をたくさん作り、親戚や近所の人に配るという
習わしがあったそうです。粽を包むのは茅萱(ススキ)の葉で、
ススキは邪悪を除ける草、神霊の宿る草として崇められていました。
一方、柏餅は江戸時代九代将軍家重の頃に登場します。
柏の葉には新芽が出ないと古い葉が落ちないという特徴があるので、
これを子孫繁栄や子供の成長、家系が途絶えないという縁起に結びつけ、
武家で重用されました。
当時から江戸では主に柏餅、京阪(京都、大坂)では主に粽という
違いがあったようで、『浪華(なにわ)の風』という文書には、
端午には「柏餅を製するは稀なり。すべて茅巻(ちまき)を用ゆ」
とあるそうです。
さて、今日はどちらにします? 両方もいいですね。
(ながた けいこ)
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■□食材ノオト ・・・ ながた けいこ□■
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「きのこの力」
先日、糞土研究会の井沢正名さんという方のお話を聞きに行ってきました。
その方は、し尿処理場の反対運動に端を発し、トイレのない社会を目指し
て運動をしていらして、この、数年間一度もトイレのお世話になった事は
ないんだそうです。(すっ、すごい!)
どうするかというと、戸外で、用を足すという事なんですね。
いわゆる、「NOGUSO」と呼ばれるやり方ですね・・・。
そして、それがどう分解して土に返っていくか、観察と記録を続けて
いらっしゃいます。
井沢さんはもともとはカメラマンだったそうで、それもきのこの写真を
専門に撮っていらっしゃいました。
その後きのこ写真は封印して、糞土師と名のるようになるのですが、
そうなってからも、きのことの縁は切れません。
それどころか、きのこの力はなくてはならないものになっていったと
いうのです。
そのきのこの力というのは「分解」と「共生」です。
●きのこの力…その1「分解」!
森の中で倒木や動物の死骸が土に返るためには、きのこは欠かせない
存在です。
樹木は、大きくセルロース、ヘミセルロース、リグニンの3つの成分で
構成されています。ヘミセルロースがセルロースの周りを取り囲み、
リグニンが接着剤のような働きで、その隙間を埋め、
強固な構造になっています。
このリグニンは難分解性の成分で、もし人工的に分解しようとすると
高温、高圧下のもとで様々な薬品を用い、多くのエネルギーを必要と
します。きのこには、このリグニンを分解する力があります。
なかでも「白色腐朽菌」というきのこは強い分解力を持っています。
最近では白色腐朽菌がダイオキシンも分解できることがわかり、
バイオレメディエーション(生物環境浄化)の分野でも脚光を浴びる
存在となっています。
食用きのこでは、マイタケ、シイタケ、エノキがこの白色腐朽菌の仲間
です。
有機物の分解には菌類以外にも,細菌類や土壌動物がかかわっています。
しかし,植物に含まれているセルロース、リグニンなどはきのこ(菌類)
の力がなければ分解することができません。
*きのこ基礎知識―きのこは植物ではなく、菌類の一種である真菌類に
属し、カビや酵母(お酒や味噌は酵母の力で発酵してできる)と大変
近い関係にあります。食用にする傘と柄の部分は、植物でいえば繁殖
器官である「花」にあたります。ここで胞子を作って放出しながら
どんどんと仲間を増やしていきます。
●きのこの力…その2「共生」!
きのこの中には植物の根にとりついて菌根をつくり、植物と合体して
相互に栄養分の交換をするものがいます。
「菌根共生菌」と呼ばれ、植物から有機物をもらう代わりに、
○土壌中から吸収した無機物(窒素・リン酸・カリウム等)を
根に供給する。
○水分吸収を助ける。
○病原体への抵抗力を高める。
という働きをします。
まだ、解明されていない部分も多いのですが、菌根菌は養分が少ない
土壌に生息して植物が届かない場所から養分を取り込み、その養分を
植物に送り成長を助け、自分も増えていく共生関係を作ってきたと
考えられています。
最近良く耳にする樹木のお医者さんも、老木の健康回復に、
このきのこ(菌根菌)を利用しています。
食用きのこにも、この仲間がいます。
マツタケやホンシメジがそうですが、これらの菌根性きのこは
マツタケはアカマツ、ホンシメジはコナラかミズナラと宿主となる
樹木が決まっていて、宿主の樹木は生きていることが条件なので、
人工栽培が難しいのです。
森の中で倒木や動物の死骸を分解し、樹木の生長を助けているきのこは、
森の健全な生態系を保つために欠かせない存在です。
食用になる以外にこんな力があるとはなんとすごい存在でしょう!
「冬虫夏草」という名前を聞いたことがあると思います。
イモムシときのこが合体した形が印象的な漢方薬ですが、
これも菌根菌の一種類です。
特徴は昆虫など動物に、共生ではなく、寄生します。
生きているさなぎや幼虫の身体に入り込み、養分を吸ってきのこになり、
宿主の昆虫をやがては死に至らせます。
この菌は千を超える種類があるそうですが、井沢さんのお話では、
ある特定の昆虫、例えばセミ等が異常発生した翌年には、かならず
この菌が大発生して、生態系のバランスを取っているという事でした。
そのお話しを聞きながら、こんなに増えてしまった人類はこれ以上地球
に悪さをすると、神様の怒りに触れてきのこレンジャーにやっつけられ
てしまうのではないかと想像してしまいました。
(ながたけいこ)
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■□ ながた けいこ □■
■オーガニック&ナチュラルフードプランナー。食材研究家。
■有機野菜とオーガニック食品の会社で商品企画と営業で全国
■約100店舗を担当。その後、自然食品店のアドバイザー、
■自然素材のお菓子工房の通販に携わり、現在はフリーで
■ワインセミナーやスーパーのコンサルティングをしている。
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□■編集後記■□
生まれて初めて(たぶん)蜂に刺されて救急に。アレルギー持ちなので、
アナフィラーキシショックとか一瞬頭を掠めたが、大事には至らず一安心。
しかしなんとも痛いです。(な)
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何もかもがキラキラの大好きな5月になった。すべてにエネルギーを感じて、
うれしい気持ちになる。そして、この月、私もひとつ年齢が上がるのです。(晴)
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女性誌の占いで見たのですが今日5日の新月はお金のことを願うとよいと
か。美容院で出される雑誌でMY年齢をはっと意識する今日この頃。(絵)
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次回配信予定日:2008年 5月20日(満月)
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発行:あたりまえの食卓 コマンタレブー編集部 http://www.atarimae.com/
代表:ながたけいこ
日々是ナチュラル:河井晴菜美
美しさはこころよさ:絵本まや
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