[マル秘会話術−これで相手の信頼を勝ち取れ! No.5 2008/01/10]
■■■■■■■【マル秘会話術−これで相手の信頼を勝ち取れ!】■■■■■■■
発行周期:週刊
□□□【挨拶】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
会話において、一番重要なことは、”小さな気配り”です。
「信頼される人」「されない人」の違いというのは、
この「気配りができる」「できない」にあるのです。
”小さな気配り”ができない人は、どんなに知識を増やして、
話術を磨いたところで、人から信頼もされなければ、評価もされません。
ただ、どのようなところで、どのような気配りをすればいいのか、
よくわからないという人も少なくないと思います。
たとえば、
「相手を説得したいとき」
「会話を弾ませたいとき」
「相手の言いたいことをすぐに理解したいとき」
などなど、色々な局面において、
どこに気を使えばいいか、わかりやすく解説していきます。
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□□□【第5号】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
■部下を効率的に動かすには「疑問形」で指示せよ
目上の者が目下の者に対して命令することは、当然のことと考えられている。
先生が生徒に対して、あるいは上司が部下に対して命令するのを見ても、誰も不思議
だとは思わないのは、そのような社会的認識があるからだ。
しかし、人間の社会は、命令をしたからといって自分の意志どおりに他人が動くと
いうものではない。とりわけ、わが国の職場のように、人間関係が仕事以外のさまざま
な要因によって左右されるような社会では、とくにそれが顕著である。
そこで上司は、部下を管理するうえで、すこしでもスムーズに仕事を運びたいがた
めに、命令を下す場合に、より婉曲な形をとるようになる。
より婉曲な形とはすなわち、疑問形で語ることである。
具体的には、上司が部下に対して、「○○君、この書類、明日までにつくってくれ
ないか?」と疑問形で言うような場合だ。上司にこう言われると、部下は
「いや、無理です」と断わることに抵抗を感じてしまう。
上司の言葉は、表面的には「疑問」の形をとりながらも、実際には「命令」という
意味合いを強くもっているからだ。
おそらく、上司は意識的に疑問形を用いたわけではなかろう。
それは、あくまで、彼の経験のなせるわざといっていい。つまり、彼は、自分の部下
を自分の思う方向に誘導したいがゆえに、過去の経験を踏まえて、あえて疑問形で
命令したのである。
英語などでも、Won't you please pass me the salt?(その塩をとってくれません
か)という、疑問文の形で依頼を表現することがある。これも、(Please)Pass me
the salt.(塩をとってください)というのとほぼ同義だが、疑問形にしたほうが、
より丁寧な言い方となるわけだ。
こちらが命令形を使うか、依頼の疑問形を使うかによって、相手の気持ちが大きく
変化することを考慮した ”言葉の知恵”といえよう。
命令形というのは、あくまでコミュニケーションの一方通行である。不用意に命令
形を発すると、相手は反発しこそすれ、素直に服従しようという気になることは
けっしてないのである。
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