[科学センス向上委員会 No.2 2008/05/10]
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_/ 科学センス向上委員会 毎週土曜日発行 [Vol.01]
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_/ 発行日 2008-05-10
_/ 発行者 COSMOS
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[ジャンル] 動植物
こんにちは、COSMOS です。
いつもマガジンをご愛読いただきありがとうございます。
興味深い生物いろいろ
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ベニクラゲ
なんと、このクラゲは一定の大きさまで成長すると再びさなぎのような状
態に戻り細胞が若返ります。捕食者につかまらない限り生き続けられると
いうことですね。
ヒゲナガカワトビケラ
水中でシルクを作ります。このシルクは強力でテフロンすらくっつくよう
な代物です。この仕組みは接着剤など我々の生活にも応用されています。
ヤドクガエル
村上龍の『半島を出よ』で知りました。メタリック調の綺麗な体色をして
いますが人間の大人を死に至らしめる猛毒をもつことで知られています。
捕食者に対して『自分は危険な存在』として知らしめるために派手な色彩
をもっています(周囲に同化するのではなく、天敵を遠ざける)。
アベコベガエル
ヤドクガエルを調べていて偶然知りました。おたまじゃくしが 25〜30 セ
ンチ、蛙が 5 センチ程度、なんと大人になると小さくなるのです。
でも小さい大人の蛙が卵を産むわけで、そうすると卵を産み落としてから
卵のまま成長するのかなあ。我々の理解を超えるなんとも変わった奴です。
シロワニ
因幡の白兎で有名な鮫の仲間です。人食い鮫を連想させるいかにも凶暴そ
うでいかつい体型をしたジョーズのような鮫ですが、性格はおとなしいよ
うです。
メスの子宮内で卵から胎児が孵化し、胎児は子宮の中で共食いをしながら
成長します。母親から生まれるのは、生存競争で勝ち残った一頭だけです。
ベッコウバチ / ハナダカバチ
ベッコウバチは、幼虫の餌のために蜘蛛を捕まえて巣へ運びます。
ハナダカバチは、ハエやアブなど飛んでいる生き物をそのまま空中で捕ら
えます。
いずれの蜂も捕らえた獲物は、麻酔されているだけで死んではいません。
仮死状態のまま保存します。
ウミイグアナ
トカゲのくせに海中を泳ぎます。餌も水中の蟹などから陸上の昆虫や哺乳
類、木にも登れることからサボテンの花など。NHK のテレビで紹介されて
いました。
ハシボソガラパゴスフィンチ
見た目はすずめといった感じの丸っこい鳥です。カツオドリをつついて、
流れ出た血を吸うという吸血習性をもつ。NHK のテレビで紹介されてい
ました。血を吸われてる方、痛そうでしたけど。
ヤブキリ
キリギリスの仲間は、一般的に草食のイメージがありますが、実はカマキ
リなみに凶暴です。
幼虫時は草食性だが、成長するに従い、だんだんと肉食性が強くなってい
く。時にカエルやセミまで捕まえ、食べることもあります。
食虫植物(ハエトリグサ、モウセンゴケ、ウツボカズラ、サラセニアなど)
この手の植物は多くの場合、普通の植物が育たない湿地や栄養分の少ない
土地に生えていることが多い。栄養分が十分に行き渡りにくい関係で虫か
ら栄養分を吸収していると考えられています。
ハエトリグサは、飛んできた虫を 2 枚の葉ですりつぶすように栄養を吸い
取ります。
モウセンゴケは葉から粘菌のようなものを分泌して、虫を溶かしてしまい
ます。
ハテナ
動物と植物の二面性を持つ微生物。このような特殊な性質は、細胞分裂に
秘密があるようです。光合成を行う植物は、普通葉緑体を持っていてそれ
により光合成を行います。
細胞分裂の際は、一方が葉緑体を持った固体に、もう一方は葉緑体を持た
ない固体に分裂しますが、葉緑体の抜けた側の固体は生物を捕食します。
この時藻類を食べると葉緑体を消化せず、以降は植物として光合成しなが
ら活動することになります。
ハシリグモ
水中を徘徊して魚を捕まえて食べるという、アメンボにも似た大型の蜘蛛。
クリプトビオシス
これは生物ではありませんが、高温、低湿、真空、乾燥状態でも生き延び
られる仮死状態、休眠状態を保つことができる仕組みです。
アクアリストの方はご存知かもしれません、ブラインシュリンプの名の稚
魚の餌は、卵の化石として市販されています。この性質を持つブラインシ
ュリンプは、卵のまま保存が効き、塩水に戻すとたいてい 12 時間〜 24
時間で孵化します。
このような不思議な生き物たちの姿や習性は進化のたまものです。長い年月を
経て進化を繰り返すごとに、環境に適用した都合の良い姿になったのです。
我々の人知の及ばない不思議な生物とその生物が何故今のような姿を手に入れ
たのか、その意味を考えたいと思います。いつか『住環境の変化を先取りする
進化と淘汰』(タイトルは適当)とかいうタイトルで取り上げたいと思います。
バイオミメティクス
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『バイオミメティクス』という言葉をご存知でしょうか。生き物の多彩な機能
を社会に生かそうという技術です。上の例でいうと、ヒゲナガカワトビケラの
シルクなんかがそうです。
それ以外には、ヤモリは着性粘膜を出さずに何故垂直な壁に張り付くことがで
きるのかとか、フンコロガシの糞中の雑菌やウィルスを撃退する仕組みや蚊が
血を吸う仕組みを応用した医薬品などです。
ちなみにヤモリの手はナノレベルのマジックテープのようなものでくっついて
いるため吸盤の仕組みとは違います。ガラスの表面にも非常に小さいナノレベ
ルの凹凸があります。
フンコロガシには『抗菌性たんぱく質』という昆虫独自の生態防衛機構を持っ
ています。この仕組みを解明して薬品メーカなどが癌細胞の撃退薬やウィルス
撃退薬を開発しています。
蚊は哺乳類の血を吸って生活していますが、蚊にさされた瞬間って痛くないで
すよね。これは一年くらい前だったような気がしますが、痛くない注射器とし
て実際に実用化されています。更に蚊は吸血中に血が固まらないよう、さらさ
らの粘膜を分泌していますが、この仕組みを応用して心筋梗塞の予防に役立て
ています。
個人的にはベニクラゲの若返りの仕組みを解明に期待したい。 いつか若返り
薬が登場する日が来るかも知れません。ばあさんがコギャルに変身するとか、
頭髪の若返りとかうれしいことがたくさんあります。
キーワード
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クリプトビオシス / バイオミメティクス / 抗菌性たんぱく質
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