[市民プロデューサー通信 No.150 2008/05/15]
───────────────────── 20080515発行 vol.150 ───
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★ 市民活動プロデューサー通信 JCAPA ★ ┃ http://www.jcapa.com/
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□市民活動プロデューサーとは?
「地球市民として地域に根ざし、アイデアとユーモアとネットワークを武器に、
様々な分野の人たちと協働しながら、企業や行政には出来ない社会的イノベー
ションを、経済性も無視せずに創り出せる人」のことです。
-----------------------◆ も く じ ◆-----------------------------
■1■ 黒ビールでも飲みながら(127)「愛と思いやりの革命家、ダライ・ラマ」
■2■ コラム「キーワードを探る」(21)
■3■ NPO・市民活動リーダーのためのチーム経営の基礎知識(18)
■4■ 子どもに関するつれづれなる雑感(1)
■5■ 第13回 市民活動サロン「遊学亭」(5/18・日)のおしらせ
■6■ 【広 場】
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http://www2.ocn.ne.jp/~mmwriter/contents/register.html
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┃┃■ 黒ビールでも飲みながら・・・・127
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愛と思いやりの革命家、ダライ・ラマ
▼全世界に新自由主義による暴虐の嵐が吹き荒れている。すべてを市場原理、
競争原理に任せると、当然そこには勝者と敗者が生まれる。また、市場原理は
金銭をメディアとしているので、経済至上主義にならざるを得ない。そこで、
ますます貧富の格差が広がり、強者はさらに強くなる。これが今、グローバル
に起こって格差社会化現象である。
▼これに対してみんな、どこかおかしい、と思っているのだが、「競争で負け
たんだから仕方ないやん」とか「自己責任じゃ」とか「アホ、ボケ、カスは黙
っとれ!」とか「国も地方も借金だらけでどうにもならん」とか「今さら福祉
国家が成り立つわけないやろ!」とか「小さな政府による民営化推進が正解」
などと言われると、「そやけど……」と口ごもって、二の句が継げない。
▼そんな風潮に対して、真正面から温和な笑顔で「それはちがう」と言い切っ
ているのがチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世であろう。ラマ(高
僧への尊称)によると、人間と社会の原理は「競争」ではありえず、「愛と思
いやり」でなければならない。こんなのを聞くと、「こそばいやっちゃな」と
か「なにをうざったいことを言うとんねん」と感じるのが、今の日本人の大半
なのかもしれない。しかし、師の言うことを虚心坦懐に聞いてみよう。
▼「我々は法律やルールで強制されて一緒に暮しているのではなくて、私たち
自身から自然に発せられる思いやりによって一緒に生活を営んでいるのです。
そのような愛と思いやりこそ、私たちの住む社会を一つにまとめていくための
正しい道であり、最も効果的な原動力となるものなのです。」(『目覚めよ仏
教! ダライ・ラマとの対話』上田紀行著 NHKブックス 以下引用は同書)
▼ここでダライ・ラマの言っているのは、中心的には家庭のことであろう。そ
して、家庭における「愛と思いやり」の原理を社会に敷衍することこそが正し
いし、最も効果的な方法だと言うのである。「……?」と思った人の中には、
夫婦仲の悪い夫や妻、親の暴力に痛めつけられている子どもなどがいるはずで
ある。しかし、師が言っているのは個々の家庭の事情を度外視した、原理的な
話であることを理解する必要がある。
▼「私たち人間は、この世に生れ落ちたそのときから、母の愛によってはかり
しれないほどの恩恵を受けていて、母の愛情が新生児に対してたいへん大きな
影響力を持っているのです。そして新生児の側から考えてみても、子どもは母
親という存在に完璧に依存することによって生き延びていくことができます。」
▼これらの言葉に対しても、「“母の愛”なんて聞いただけでも虫唾が走る」
という若者なんかも多いことを承知の上で、人がこの世に生まれて少なくとも
数年間は、他者(母親ほか)に完全に依存しなければ生きていけず、依存され
る母を含めた他者は、基本的に愛情と思いやりを注ぐことによって子どもの成
長を支えるのだ、ということを確認しておく必要がある。そして、その行為が
ないと家庭、そして社会は成り立たない。
▼「愛と思いやりはいかにして育まれるのでしょうか。それは宗教によってで
もなく、教育によってでもなく、法律によってでもなく、まさにこの生物学的
な要因によっているのです。なぜならば、この世に生れ落ちたその瞬間から私
たちが生きていくためには、母親の愛情が決定的に必要だからです。そしてこ
ういった本来的な意味におけるほかに対する愛情や思いやりが、私たち人間を
結び合わせ、一つの共同体をつくって生きていく原動力であるわけです。同時
に、この愛と思いやりが、他人のめんどうをみるという、ケアの意識を生み出
すのです。」
▼ダライ・ラマは自分のことを「レフティスト(左翼)」と言明している。も
ちろん、かつてのソ連や今チベット人とその文化・宗教を弾圧している中国を
牛耳る集権的な国家社会主義者という意味ではなく、「<社会>主義者」とい
うことである。人間を個人単位にバラバラに分解し、搾取することによって、
富者・強者だけが繁栄を謳歌する新自由主義に対して、愛と思いやりによって、
社会的な繋がりを再構築しようと奮闘する革命家、それがダライ・ラマなのだ。
(thayama)
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┃┃ コラム:「キーワードを探る」(21)
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・しばらく休載します。
・ざっと20回分を読み返して、内容はともかく、結構な文字数になっているな、
と関心しました。要は、当事者性を大切にしながら、私なりに今の社会のあり
様を考えてみた、というのがコンセプトだったかなと思います。
・コアなキーワードは「自発性と社会性の壊れ」で、それを特性とするボラン
ティア活動は、これからどこに行くのかを展望するべきが、いまだできていな
い、というところですね。
・さて、0choboさんの新しいコラムが始まったのを契機に、一旦、閉じます。
書く気がおこれば、また登場しますね。そのときはよろしくお願いします。
(kenken)
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┃┃■ NPO・市民活動リーダーのためのチーム経営の基礎知識 (18)
┃┃ 〜チーム経営のステップ(5)
┃┃ 課題の整理・整頓 〜問題解決と意思決定プロセスの変革4
┃┃問題解決のステップごとに、中間目標を設け、智恵とチカラをあわせる
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●「必要な時に、必要な人が、必要な智恵とチカラをだせる」体制を作り上げ
ていく時にもう一つ注意したいのが、問題解決のプロセスです。智恵とチカラ
をあわせ、課題を解決していくには、みながそれに向かっていけるような適切
な目標、中間目標が設定される必要があります。
●例えば2時間の会議で最終目標まで到達することが難しい場合、どの中間目
標まで話し合うのかが明確でないと、智恵とチカラをあわせることは難しくな
ります。
●しかし、実はこれはとても難しいことでもあります。なぜなら、問題解決の
プロセスは一直線には行かない事が多く、課題を議論していくうちに、別の問
題が出てくることもよくあるからです。問題解決とは、問題が別の問題を包括
していたり、互いに密接な関わりがあったりする、複雑なプロセスなのです。
●ただ、問題解決には、下記のようなステップがあります。このステップごと
に中間目標を設定して、そこに智恵とチカラをあわせていくことを意識する必
要があります。具体的には、次の会議でどの課題をどこまで話し合うかを、会
議の準備でデザインする必要があります。また担当レベルで処理する際には、
行動にかかる前にこうしたステップを意識して仕事を進める必要があります。
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┃┃ 子どもに関するつれづれなる雑感・・・(1)
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(1)「28.0」
(2)「28.9」
さて、この数字は何でしょう?
(1)が妻の平均婚姻年齢(平成17年)(2)が母の第一子出産時平均年齢
(平成16年)であるらしい。(厚生労働省の統計より抜粋)(1)については
初婚のみの平均なので再婚を含めたら少し高い数値になる。私が結婚した平成
9年の平均婚姻年齢は27.6歳、第一子出産平均年齢は27.7歳とある。世の数
値などはさておき、この春、40歳7ヶ月で出産した。改めてこう書くと出産し
たということより、もう40なのか、ということに愕然としたりする。
周囲の反応はというと・・・。
「ひゃあ〜、お母さんもうあかんと思ってたわ」とは私の母の第一声。「いやぁ、
鳥肌がたったわ」とは夫の母の第一声。友人たちは「いやぁ〜」「すごい!!」
とかいうのが多かった。妊娠が判明したときは39歳11ヶ月で「まさか!」とは
思ったが、「(妊娠について)もうあかん」とは思ってなかったので、「来た
〜!」っていう感じのほうが強かった。また、ありがたいことに「私の友人は
43歳で産んだから大丈夫」「友だちのお姉さんは42歳で産んだよ〜」などの励
ましの言葉もいっぱいもらった。おかげで「結構、みんな40すぎても産んでる
じゃん。気楽にいこう」なんて楽天的になれたりもした。
とはいえ、初めて病院に行くのはちょっと怖かった。まず、どこの病院がい
いのかがさっぱりわからなかったし、年齢のことで冷たい対応などはされはし
ないか?など心配しだしたらきりがなかった。でもとにかくドクターに見ても
らって、医学的に妊娠を確定させなければならない。結局、昨年8月に初めて
行ってから、出産後に退院するまでドクターからも助産師からも年齢のことは
一度も一言も言われなかった。40ジャストということもあったのかもしれない。
私が「高齢なので・・・」と何度となく言っていたら、助産師がさりげなく、
「・・・年齢のことはあまり気にしないほうがいいですよ・・・」と言ってく
れたのがきっかけで、「そうだよな。高齢、高齢といったところで若くなるわ
けでもないし。あまり言うのも逆に恥ずかしいな・・・」と。そのとき以来、
私も年齢のことは病院では口にしなくなった。(家ではしてたんだけどね。)
妊娠中には産科医療をとりまく様々な問題が社会的にクローズアップされた
りもして、今まであまり関心のなかったことも切実で身近な問題となった。妊
娠〜出産〜育児の中で体験したり、思ったりした雑感を少しずつ書いていこう
と思う。(0chobo)
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┃┃ ■第13回 市民活動サロン「遊学亭」(5/18・日)のおしらせ
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開催が迫っておりますがお知らせです。皆様の参加をお待ちしております。
■第13回 市民活動サロン「遊学亭」(5/18・日)
〜エンパワーとひらめきのために
そのお題は 「フィリピン・被災地ふたつの支援をつなぐもの
くわっちワールドへようこそ!」
http://www.osakavol.org/b-yugaku/index.html
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ゲストより次のようなメッセージが届いています。
ゲスト:桑原英文さん(JPcom 事務局長)
僕が大切にしている言葉は「チャンスの前髪をつかめ、後ろ髪を引かれるな」
人や活動との出会いの中で、これぞと言うものに飛びつくためには、自身の
アンテナとフットワークが鍵となると思います。つながりの話になるとよく
言うのは「ゆるやかなネットワークは、ゴムのゆるんだパンツ」「じゃあネ
ットワークとはなんだ!」と聞かれると、それは“なっとーワーク”。
納豆のように、しっかりかき回すと粘りと味が出る、粒と粒は離れたようで
もネバーッとつながっている。そんなネットワークが、相手も自分も活かし
て周りも巻き込むことにつながるのではないかと思います。
ゲスト プロフィール
★桑原英文 (くわはらひでふみ) さん
フィリピンの経済的困窮者の自立を進める
“コミュニティ・エンパワメント事業”としょうがいのある子どもたちの
地域での生活や学びを広げる“コミュニティ・ケア事業”を進めている。
■日 時:2008年5月18日・日曜日 14時〜17時
■会 場:大阪NPOプラザ 会議室C(3F)
http://www.onp.or.jp/contact/index.html
(大阪市福島区吉野4-29-20)
■参加費:1,000円
■定 員:20人(先着順)
■ゲスト:桑原英文さん(JPCom 事務局長)
http://www.jpcom.info/index.html
■内 容
★農大から市民活動の世界へ(どうして?)
→なぜそうしようと思ったのか。彼の心を掴んだのは何か?
★JPcomでのフィリピン支援活動について
(子豚銀行などユニークな取り組み)
→どうしてフィリピンだったのか?
→豚の飼育というユニークなプログラム開発になったのはなぜ?
★近年の災害ボランティア事情
(災害があれば駆けつける彼ならではの視点)
→災害があれば仕事をキャンセルしてまで駆けつける熱い思いの裏側にあ
るものとは?
★近年の災害ボランティアセンターの動き(実状と課題)とそれを踏まえ
ての地域防災組織への提言
進め方
14:00〜14:20 チェックイン
14:20〜15:20 ゲストのお話
15:20〜15:40 ティータイム
15:40〜16:40 質疑応答・フロアを交えての意見交換
16:40〜17:00 アンケート記入・インフォメーション
※希望者は二次会へGO!
■主催:
市民活動プロデューサー協会
http://www.jcapa.com/
大阪ボランティア協会
http://www.osakavol.org/
■申し込み・問い合わせ先:
大阪ボランティア協会
Tel:06-6465-8391 Fax:06-6465-8393
〒553−0006
大阪市福島区吉野4-29-20 大阪NPOプラザ100号
■申込方法:
【1】WEBからの申込み
http://www.osakavol.org/b-yugaku/index.html
【2】メールによる申込み
下記の申込み票を切り貼りして、
事務局・塚本 npo@osakavol.org あてにお送りください。
★原則として、受付受理の連絡は行いません。
当日、直接会場にお越しください。
-------------------申込み票----------------------
○第13回市民活動サロン「遊学亭」(5/18)に参加します。
・氏名:
・所属:
・期待・知りたいこと:
・緊急連絡先(事務局のみ使用):
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★申込み票の記載内容のうち、緊急連絡先以外は、
主催者・ゲスト・参加者の間で共有します。
なお、利用後は適切に破棄します。
市民活動サロン「遊学亭」は、毎回違う人が「亭主」になり、
亭主自身が注目している市民活動家をお招きし、サロンを
開催します。
「遊学亭」では市民活動に必要な「ひらめき」
「新しい刺激・情報」「出会い」「充電」などの機会を
参加者のみなさんとともに共有できるよう、亭主自身が進行や
もてなしを工夫します。
もちろん一方的なお話しだけではなく、
発題の後に参加者同士の話し合いの場は毎回確保されます。
開けてびっくり玉手箱のような、新鮮なサプライズと
遊び心満載の仕掛けをお楽しみください。
※「亭主」とは遊学亭の主人の意味で、男性をさすものでは
ありません。
※市民活動サロン「遊学亭」を奇数月の土曜日または
日曜日の午後に開催します。
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以上、ご参加、広報方どうぞよろしくお願いいたします。
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■広■■ みんなで自由に発信するコーナーです
■場■■ 投稿歓迎!
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■5月の読書会のご案内
団塊アクションネットワーク、ほっとか連、市民ライター通信等の
有志で4月から行なっている読書会。5月の読書会の課題図書は、
篠原 一 著 『市民の政治学』(岩波新書872)です。
下記のとおりに実施する予定ですので、ふるってご参加ください。。
日時 :5月17日土曜日(14時から16時ごろ)
場所 :大阪ボランティア協会同心事務所の会議室。
http://www.osakavol.org/volkyo/access/index.html
「北区事務所」が同心事務所です。
会議室の表示:「団塊アクションネットワーク」or「DAN会」
参加対象者 :どなたでも
参加費 :DAN会の会員以外は、100円/回
(会場利用費・資料コピー代に充当します)
尚、会場のサイズもありますので、「参加したい」という方は、
今村さん宛てのメールsumiko@f-ts.bias.ne.jp までご連絡いた
だければ、助かります。
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■編集後記
今回から『子供に関するつれづれなる雑感』が連載スタート。いまどきの出
産育児事情などを彼女の視点からどう描いてくれるか楽しみである。
連休前半に壱岐に行ってきた。何もないけれど、海は美しく、海の幸も豊か、
人の心の優しさに一瞬触れてきた。どこに来たか解らないように整備され、こ
じゃれた土産物屋が立ち並ぶ観光地と比べると、シーズン中でも訪れる人はそ
れほど多くないという。だからこその良さを味わってきた。観光による地域の
活性化と、よく言われるが何かをなくしてしまうのでは?という危うさをこの
言葉に感じてしまう。(さくら)
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